後援「「次世代、次々世代の魚類学者、海洋生物学者を育てるために、 ボトムアップで今何をなすべきか。アウトリーチと学校教育の融合を目指して。」

2016年06月08日 11:27

日本甲殻類学会は下記集会を後援します。

東京大学大気海洋研究所 共同利用研究集会 「次世代、次々世代の魚類学者、海洋生物学者を育てるために、 ボトムアップで今何をなすべきか。アウトリーチと学校教育の融合を目指して。」

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/meeting/2016/20160822.html

コンビーナー: 猿渡敏郎(東京大学大気海洋研究所)&佐々木剛(東京海洋大学)
後援: アジア海洋教育学会、自然史学会連合、水圏環境教育研究会、日本貝類学会、日本魚類学会、日本甲殻類学会、日本生物教育会、日本動物園水族館協会、日本動物園水族館教育研究会、日本板鰓類研究会(あいうえお順)
会期: 2016年8月22日(月)~23日(火)
会場: 東京大学大気海洋研究所 講堂&エントランスホール
   千葉県柏市柏の葉5-1-5
 

開催趣旨

子供の理科離れ、生物離れが言われるようになって久しい。現在魚類学や海洋生物学の分野で活躍している研究者の多くが、子供のころの昆虫採集、釣り、生き物の飼育を原体験として共有している。水生生物の研究を続けたいという興味と関心を大学受験まで持ち続け、関連学部を進学先に選ぶためには、個々人の成長を通した外部からの刺激が必要不可欠である。日本には優秀な水族館、自然科学系博物館が多数存在する。しかし、来館者の中で中高生の占める比率は極めて低い。残念な現実である。生物教育の現場を見ると、生物部はおろか、理科部が存在しない高校も多数存在する。若い生物教諭ほど、野外採集調査の経験が乏しく、実験室系分野を専門としている傾向が強い。欧米の中高で解剖が認められる脊椎動物は魚類のみで、両性爬虫類、哺乳類は不可である。日本の公立学校も追随するようである。日ごろ食卓に上る魚類の解剖でさえ、教えることのできない教員もいる。教育現場と研究機関を俯瞰した形で、魚類学、海洋生物学の将来を見据える時期を迎えているのではないだろうか。そこで本研究集会では、中等・初等教育現場での水の生き物を扱った教育活動、大学や博物館などによるアウトリーチ活動、水族館による体験学習等の事例紹介をまず行う。続いて、関係者より教員養成課程、学芸員養成課程、教科書作成作業の実情を紹介していただく。そしてこれら発表を踏まえ、初等中等高等教育機関、社会教育機関が連携した、魚類学、海洋生物学の教育の在り方を探る。

以下の要領でポスター発表を募集します。
テーマ: 水辺と水生生物を用いた教育研究活動。陸水、海洋の区別はありません。
応募資格: 特に設けません。
募集演題数: 25演題程度。応募者多数の場合は抽選を行います。
発表形式: ポスターは会期中掲示します。シンポジウム会期中のポスターセッションで、ポスターの前で説明をしていただきます。
ポスターサイズ: 最大で縦180cm。横90cm。印刷したものをご持参ください。会場での印刷はできません。
ポスターの掲示方法、時間帯、撤収時刻などは後日ご連絡いたします。

・旅費、講演料などは支給しません。

発表なしの参加も歓迎いたします。その場合も、申し込みをお願いいたします。参加のみであれば、当日参加も可能です。

懇親会
8月22日(月)、発表終了後にエントランスホールで懇親会を開催いたします。こちらも奮ってご参加ください。懇親会のみの参加も歓迎いたします。会費5000円。

参加・発表申し込み方法
下記情報を本文中に記し、講演要旨を添付してtsaruwataori.u-tokyo.ac.jpまで送付してください。その際、メールの件名を 発表者名教育シンポ申し込み としてください。   ※アドレスの「◎」は「@」に変換して下さい
例:猿渡教育シンポ申し込み

本文に記入する項目

  1. 申込者氏名
  2. 所属
  3. 連絡先住所、郵便番号
  4. 連絡先電話番号
  5. メールアドレス
  6. ポスター発表の有無
  7. 演題
  8. 発表者&共同研究者の氏名と所属
  9. 懇親会の出欠

応募締め切り:2016年7月1日(厳守)

講演要旨の書き方
以下の要領で、A4一枚に収まるよう横書きで作成してください。

  1. 一行目に発表演題。一行あけ、三行目に発表者名と所属を記す。発表者の頭に○印をつける。
  2. 一行あけて要旨を記入。800字程度
    要旨の例
    深海魚を活用した出前授業の実践。

    ○猿渡敏郎(東京大学大気海洋研究所)・佐々木剛(東京海洋大学)・お魚太郎(竜宮城)

     ここ数年、深海生物に対する関心が高まりを見せていている。深海という道の環境に適応した奇怪な形態の生物というのが・・・・
  3. 図表は使えません。
  4. MSWord形式で保存。ファイル名は 発表者名教育シンポ と指定ください。
    例:猿渡教育シンポ

 フォントとポイント数は、要旨集作成の際に主催者側で調整します。

会場へのアクセス
こちらを参照してください。https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
つくばエキスプレス 柏の葉キャンパス駅が最寄り駅です。JR秋葉原駅から一時間ほどでつきます。

宿泊
主催者側で宿泊の斡旋は行いません。各人手配をお願いいたします。JR柏駅周辺にはビジネスホテルが多数ございます。

問い合わせ先
猿渡敏郎
〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 東京大学大気海洋研究所 資源生態分野
Tel&Fax: 04-7136-6263 DI
メール: tsaruwataori.u-tokyo.ac.jp      ※アドレスの「◎」は「@」に変換して下さい