The Crustacean Society (TCS) and the Latin American Association of Carcinology (ALCARCINUS) Summer Meeting
表記の学会がSan José(Costa Rica)で2013年7月に開催され、参加してきましたので、報告します。
朝倉彰(日本甲殻類学会)
これはThe Crustacean Society と、ラテンアメリカの国々の甲殻類学者の統合的学会であるALCARCINUSのジョイント学会である。36ヶ国から、およそ200名の参加があった。私自身もこの大会のScientific Committeeのメンバーとして、プログラムの作成に関わってきた。
Copyright TCS & ALCARCIUS Summer Meeting (with permission)
Copyright TCS & ALCARCIUS Summer Meeting (with permission)
コスタリカの学会で得たものと言えば、何と言ってもラテン・アメリカの研究者と多く交流できたことであろう。若い研究者の中には、英語がかなりたどたどしい人もいて、発表は英語かスペイン語のどちらでも良いことになっていたため、日程の後半はスペイン語の発表もかなりあった。いわゆる分類学や生態学などの自然史系の学問が、ここでもかなりさかんなことが見てとれた。
この学会の大会委員長であるIngo S. Wehrtmannさん(Universidad de Costa Rica)は、2009年のTCS東京大会にて、1つのシンポジウムを企画してくださった方である。その時に、TCS Summer Meetingをコスタリカで開催したい、と提案されてきた。それ以来の再会であり、まことに感慨深いものがあった。
Best Student Awardの授賞式にて。左よりTCS PresisdentのChris Tudgeさん、そのとなりがALCARCINUS副会長でブラジル甲殻類学会のPresidentでもあったFernando Mantellatoさん。一番右は、この賞をつかさどっているTCS Program OfficerのChris Boykoさん。そのとなりのヒゲの人がALCARCINUS会長のMichel Hendrickxさん。まんなkの4名が今回の受賞者の学生のみなさん.